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皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】

第26章 お酒は程々に 【ロブ・ルッチ】


*


「っ…ん…。」

ジャブラ「はははっ!!ほれみろ!!」


案の定、テキーラ2杯で潰れた。


カク「…5。」

ルッチ「5。」

ジャブラ「おええっ…。」

カク「汚いのう。」


笑っていたジャブラもお手洗いへ。


ルッチ「6。」

カク「ふーっ……6。」

ブルーノ「…」

カク「…なぜそんなに総監に執着するんじゃ?似たような女はどこにでもおる。」

ルッチ「…7。」

カク「……7。総監も、ここに来る度につきまとわれておったら、迷惑じゃろ。」

ルッチ「…8。ならなぜお前も、俺の邪魔をする?」

カク「フッ……決まっておる…ワシも…総監の事が…」

ブルーノ「……勝負、終了。」


カクはショットグラスを持ったまま、カウンターに突っ伏した。


ルッチ「…9……バカが。」


彼はかなりお酒が強い人だった。酔いは結構来ているらしいが、それでも表情をあまり崩さなかった。


「…ん…。」


彼は寝ている私を横抱きにして、テーブルに袋に入ったお金を置くと、酒屋を出ていった。
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