皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第26章 お酒は程々に 【ロブ・ルッチ】
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「っ…ん…。」
ジャブラ「はははっ!!ほれみろ!!」
案の定、テキーラ2杯で潰れた。
カク「…5。」
ルッチ「5。」
ジャブラ「おええっ…。」
カク「汚いのう。」
笑っていたジャブラもお手洗いへ。
ルッチ「6。」
カク「ふーっ……6。」
ブルーノ「…」
カク「…なぜそんなに総監に執着するんじゃ?似たような女はどこにでもおる。」
ルッチ「…7。」
カク「……7。総監も、ここに来る度につきまとわれておったら、迷惑じゃろ。」
ルッチ「…8。ならなぜお前も、俺の邪魔をする?」
カク「フッ……決まっておる…ワシも…総監の事が…」
ブルーノ「……勝負、終了。」
カクはショットグラスを持ったまま、カウンターに突っ伏した。
ルッチ「…9……バカが。」
彼はかなりお酒が強い人だった。酔いは結構来ているらしいが、それでも表情をあまり崩さなかった。
「…ん…。」
彼は寝ている私を横抱きにして、テーブルに袋に入ったお金を置くと、酒屋を出ていった。