皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第26章 お酒は程々に 【ロブ・ルッチ】
「…別に。」
そう答えてもう1度口にお肉を運んだ時だった。酒屋のドアが開いて、2人の男性が入ってきた。
ジャブラ「はははっ!!いたぞ化け猫!」
カク「うるさいわい。」
「!…ジャブラ…カク…。」
ジャブラ「あっ!ナツキ!ここにいたのかよ!」
カク「おい、一応上司なんじゃ。敬語くらい使えアホが。」
「…」(一応…って…。)
ジャブラは私の右隣に腰を下ろし、カクはジャブラの隣に腰を下ろした。私達はカウンター席に座っていた。
ルッチ「…何の用だ?」
彼の機嫌が一気に悪くなったのがわかった。
ジャブラ「まぁそう怒んなよ。俺も総監殿と食事がしたかっただけだ。」
ニヤニヤと笑みを浮かべるジャブラ。
ルッチ「出ていけ、せっかくの酒が不味くなる。」
カク「酷い言われようじゃのう。」
「…ご馳走様でした。」
手を合わせ、私はブルーノに食器を渡した。