皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第25章 苦手な人 【ロブ・ルッチ】
「びっくりしたぁ…。」
床に倒れている海賊達。
「!…ルッチさん!!」
ルッチ「…!」
拳銃を持った海賊4人がルッチ目がけて銃を撃った。
「っ…!」
彼の前に立ち、銃弾を全て体で受けた。
「っ…げほっ…!」
膝をついて座り込んでしまった。
ルッチ「ナツキ!」
すぐにその海賊達を始末し、私のそばに駆け寄ってきた。
ルッチ「…余計なことをするな…。」
「…フッ…。」
完全に彼に支えられてる体。そこから意識が遠のき、意識を失った。
*
「…んっ…。」
目が覚めたのはそこから2日後だった。後から聞いた話だと傷が思った以上に深かったらしい。
ルッチ「目が覚めたか。」
「!…あ…の……すみませ…っ…!」
起き上がろうとした時、激痛が走り、またベッドに横になってしまった。
ルッチ「…無理するな。」
「…すみません…。」
ルッチ「…」
彼は私を見つめた後、近くにあった椅子に腰を下ろした。
「…あの…任務は…?」
ルッチ「…もうとっくに終わった。」
「…すみません。」(てことは今は帰り…。)