皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第25章 苦手な人 【ロブ・ルッチ】
「…」
海兵の乗っている船に乗り、出発した。最悪なことに部屋が同部屋。
「…」(苦手意識を出さないようにしないと…。)
そう思い、立ってお茶をいれる。
「お茶…飲みますか?」
ルッチ「…あぁ。」
「わかりました。」
手馴れた手つきでお茶を入れ、ルッチさんの前にあるテーブルの上に置いた。
「どうぞ。」
ルッチ「…」
何も言わずにカップを持ち、口にお茶を運んだ。
「…」(感想無し…ですか。)
ルッチ「…ナツキ。」
「!…はい。」(初めて名前呼ばれた…。)
ルッチ「…お前」
海兵A「大変です!!」
いきなりドアが開き、海兵が1人入ってきた。
海兵A「敵襲です!!」
ルッチ「チッ…。」
話を遮られたことに苛立ったのか、舌打ちをして部屋を出ていった。私もその背中を追いかけた。
「!…」
甲板に出ると、海兵と海賊がそれぞれ戦っていた。数は同等。
海賊A「女が船に乗ってるとはなぁ!」
「!…」
海賊A「ぐはっ!!」
襲いかかってきた海賊のお腹を咄嗟に殴り、気絶させた。