皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第25章 苦手な人 【ロブ・ルッチ】
ルッチ「……死ぬな。」
「!…」
ルッチ「くだらんことで死ぬな。」
「……心配…してくれたんですか?」
ルッチ「…」
「…冗談ですよ。」
私はうっすらと微笑んだ。でも彼は表情を一切変えず、今度は私の手を取り、キスを落とした。
「!…」
ルッチ「…あの程度の銃弾ならば避けられた。」
「…勝手なことしてすみません。」(命掛けたんですけど…。)
ルッチ「…好きだ。」
「!…」
ルッチ「…愛してる。」
そう伝え、今度は唇にキスを落とした。
「!…」
ルッチ「…嫌なら今後、俺のそばをうろつくな。」
彼は腰を上げ、部屋を出ていった。
「…//////」
一気に顔が熱くなり、傷口も痛む。苦手だった人が…気になる人に変わった瞬間…。
苦手な人 Fin