皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第22章 あなたの為ならば 【青キジ(クザン)】
クザン「…お医者さんさ…ちょっとこの子と2人きりにしてくれねぇか?」
医者A「あっ、はい…!」
医者は急いで医務室を出ていった。
クザン「……なぁ…。」
「…なんですか?」
クザン「俺ぁ…もうここにはいられねぇよ…。」
「……そういうと思ってましたよ。」
クザン「ナツキちゃんとも、ここでお別れだなぁ。」
「…え?」
クザン「……えっ?」
「私ついて行きますよ。」
クザン「!…何言っちゃってんのさ。海軍中将が海軍辞めるなんてダメでしょうよ。」
クザンさんは少し驚いたあと、ゆっくり体を起こした。
「私はサカズキさんの下にはつきたくないので。」
クザン「だからってダメでしょうよ。」
「クザンさんのそばにいたいんです。」
クザン「…なんでそこまで俺にこだわっちゃうのさ。」
「好きだからです。」
クザン「!…ストレートだねぇ…。」