皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第21章 好意の的 【海軍】
「…」(顔…こ、怖い…この人…。)
サカズキ「…」
「…?」
ジッと顔を見つめられた。
サカズキ「お前、可愛い顔しとるのう。」
「…え?」
サカズキ「ふん。」
一言そう言い、体の向きを変え私の元から去っていった。
「びっくり…した…。」
クザン「へぇ…珍し…。」
「…あの人…いつもあんな感じなんですか?」
クザン「まっさかぁ…あんなこと言うなんて初めて聞いたよ。」
「そう…なんだ…。」
母「ナツキ!!こっちに来るあます!!」
「……はぁ…呼ばれちゃったのでちょっと行ってきます。」
クザン「あららァ残念、行ってらっしゃい。」
パーティー会場に響く母の声。嫌いだ。
「…何?」
母「下自民とばかり喋ってないでちゃんと参加するあます!!」
「……わかったよ。」(クザンさんは下自民なんかじゃない…。)
私は母のそばから離れた。私が近づいたところで、皆は顔をそむけるだけ。
?「おー!!ナツキじゃないか!久しぶりじゃのう!!」
?「おいガープ!!」
「!…ガープさん!センゴクさん!」
ガープ「元気じゃったか?」
「お久しぶりですね、元気ですよ〜!」
ガープさんとセンゴクさんは1度護衛についてもらったことがある。そこから仲良くなり、可愛がってもらっている。