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コーヒータイム【五条悟】※修正有

第7章 7


「脱げよ」
『な、なに言ってるの!脱ぎません!!』
「そっちこそ何言ってんの?早く脱げや」
『待って!待って!!なんで脱がなきゃいけないの!!』

無理矢理シャツを引っ張って脱がそうとする五条さんに抵抗する様に引っ張って対抗した。

「なんでって、なんで知らねぇ男のシャツ着てる女を抱きしめなきゃいけないんだよ」
『なにそれ!てか、抱きしめて欲しくない!!』
「傷付くぞ、拒否権はねぇから抱き締められろ。んで、脱げ」

ダメだ、これ以上このやり取りをしてたらシャツが余計にダメになってしまう!!

『分かった!脱ぐから!!脱ぐから部屋から出てって!!』
「なんで!見せないつもり!?」
『つもりだよ!出てけ!』

五条さんを部屋から出して、シャツを脱ぐと鎖骨の下に相手がシャツを握った時に掠めた爪の後が赤く線を引いて残っていた。

部屋着に着替えて、五条さんを呼ぶ前に携帯を確認すると拓海から着信があった。
慌てて電話を掛けるとすぐに拓海が出た。

『もしもし、おつかれー』
「おう!おつかれってお前なにがあった!?大丈夫なのか?」
『あー、うん、私は大丈夫なんだけどシャツとズボンがちょっと...ゴメン。弁償して返すね。』
「いやいや、制服はいいから!今からお前ん家行くわ、居る?」
『え!』

今から!?五条さん居るのに今から来られても困る!!
なんて言って断ろうか悩んでたら突然お腹周りに何かが触れたと思って、見たら五条さんが部屋に入ってきてて後ろから抱き締められていた。
いやいや、勝手に何入ってきてんの!!何してるの!電話してる時に!!

『ご、ごめん、今まだ帰ってなくて』
「じゃあ、今どこに居んの?そこ行くわ」
『いや!それはちょっと無理』

五条さんの手を剥がそうと腕を掴むがこれまた全く動かない。
どうするか悩みたいのに五条さんが気になって仕方ない。
と思ったら突然首筋に手とは違う感触が這った。
耳に柔らかいものが触れて横目で見たら目の前に白が広がっていて、五条さんの髪の毛だと分かった。
首筋に触れたのは五条さんの唇だ
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