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コーヒータイム【五条悟】※修正有

第5章 5【name#4設定推進】


「カノンちゃん、起きてる?」

返事をしないでいると五条さんが部屋の中へ入ってきてベッドに腰掛けたのかベッドの足元がギシッと揺れて沈んだのが分かった。

「佳奈子ちゃんと拓海くんが来てくれたよ。これ、カノンちゃんにって」

袋のガサガサって音が聞こえた。たぶん机の上に置いたんだろう。
ゴトッと音も聞こえた。
その後は特に何も言わずに部屋のドアが開いて閉まる音がした。
出て行った??
布団から顔を出すと上から五条さんはコチラを覗いてた。
出て行ったフリをしてた訳だ。
慌てて、布団に潜ろうとすれば手を掴まれて布団を捲られてしまった。

「なんだよ〜起きてんじゃん。」
『は、離して』
「ダーメ♡さっきの続きしよ」
『続き?』
「そ、俺のこと好き?嫌い?」

え?あの話まだ続けるの?そう思ってたら五条さんは私の手を押さえ付けて覆いかぶさってきた。
覆いかぶさってきて距離も近い、先程の裸を見られた事もあって直視ができないのに逃げ場がない。

『そ、その前に、五条さんはどうなんですか?』
「ん?」
『私に聞いてきたけど、五条さんはどうなんですか?』

なんとか話は逸らせたか?私が質問を質問で返すと五条さんはうーんと考え出した。
その間に手を解こうと動かすが全く動かず、逃げ出そうとしたのが分かったのかギュッと力が加わった。

「俺はさ...好きとか嫌いとかよく分かんない」
『はぁ』
「でもさ、カノンちゃんは良いなって思うよ。」
『...』

好きか嫌いかよく分からないのに良いなって思うってどーゆう事?
質問をしといて、申し訳ないが五条さんの言ってる意味が分からない。

「カノンちゃん、お人好しでネガティブでこっちの言うことハイハイ聞いちゃうかと思えば頑固で聞かない時もあって、たまにイラッとさせることあるけどさ」
『...私の事、嫌いですよね?』
「ん?だから違うって、ちゃんと聞いてよ」

どう考えても私の事が嫌いとしかとれない発言に地味にショックを受けてると五条さんはそのまま続けた。
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