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コーヒータイム【五条悟】※修正有

第10章 9※従兄弟/モブ女/出有り。


「あははははっ!!」

俺が爆笑するとカノンちゃんはビックリしていた。
あの子と歌姫を間違えるとは!!
まぁカノンちゃんは歌姫を知らないから仕方ないけど...面白すぎる!!
一頻り、笑うとこちらを見ていたカノンちゃんを抱き締めた。

「あれは歌姫じゃないよ。歌姫は姉妹校の一個上の先輩」
『そ、そうなんですね。じゃあ、あの方は彼女さんですか?』
「違う。付き合ってない」
『え、でも、その』

抱き締めたままだから肩越しにカノンちゃんが慌てているのが分かる。

「なに?」
『その、そーゆう事してるって彼女さん仰ってたから...』
「そーゆう事?あぁ、セックス?」

体を離して聞くと、カノンちゃんは慣れない単語に顔を真っ赤にして慌て始めた。

『大きな声で言わないで!!』
「え?なに?違った?」
『そ、そーですけど』
「してないよ。セックス」
『え?だって、そう言ってたけど』
「してない。マウント取りたかったんじゃない」

ホントとはヤッた。
女はスゲェ気持ち良かったのか何回かイッてたけど、俺はなかなかイケなくて、これがカノンちゃんだったらなって考えたらあっさりイケた。
ので、ほぼノーカンって事で。
俺の言葉に安心したのかカノンちゃんの目元が緩んだ。
それを見て、カノンちゃんの膝裏と背中にに腕を入れてカノンちゃんを抱き上げた。

『うぉわあ!!』
「もっと可愛い声出してよ。笑」
『お、おろして!』
「ちょい待ち」

数歩歩いてカノンちゃんのベッドへ下ろして、上からカノンちゃんを組み敷く形で見下ろした。

『なに!?』
「お姫様抱っこどーだった?」
『恥ずかしいから止めて!!』
「もぅ恥ずかしいばっかり」
『だって...』
「恥ずかしいだけ?」
『え?』
「お姫様抱っこもキスもハグも全部、恥ずかしいだけ?」
『...』
「カノン」
『あ...う...嬉しかった。』

顔を真っ赤にして目を逸らして言うカノンちゃんに胸からドロっとした濃い気持ちが溢れて、身体中の血が熱くなるのが感じた。
顎を掴んでこちらを向かすと目をギュッと瞑ったので合図だと思って

「良かった」

そう言って、彼女の唇に優しくキスをした。
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