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コーヒータイム【五条悟】※修正有

第10章 9※従兄弟/モブ女/出有り。


「なんでや」
「...知らないよ。似合わないから関西弁止めなよ」
「ねぇ、早くタコ入れてくんない」

カノンちゃんに置いてかれて、そのまま寮へ戻ってきたら傑の部屋で硝子も集まってタコパを開催していた。
硝子に言われたままタコを生地の中へポツポツと入れていく。

「絶対にいい雰囲気だったのに〜なんで?あれは流れ的にもう1回いけたじゃん!ヤり逃げされるなんてぇ〜」
「いつもはヤり逃げする側だもんな」
「クズが」

なんなのこの人達?人の心がないの?
大袈裟に泣いたふりをする俺を後目に片方はビール、片方はお茶で乾杯をしていた。
このオッサンとジジィめ!!

「してませんー!ヤり逃げなんてしてませんー!ちゃんとお金払ってきてますー!」
「風俗かよ」
「素人童貞」
「もう、あんた達には話さない」

不貞腐れて傑のベッドの上に寝転んだ。

「硝子のせいだぞ、素人童貞なんて言うから」
「ごめん。図星ついちゃって」
「図星ちゃうわーボケぇー」
「まぁ、不貞腐れてないで悟も食べなよ」

そう言って、傑が差し出してきた平皿にはこんがりとキツネ色で真ん丸としたタコ焼きがたくさん乗っていた。

「そんなに気になるなら直接聞きなよ。」
「そうだね。武笠さん、明日も会うんだろう?」
「まぁ」
「私は“キモかった”に一票」
「じゃあ、私は“下手くそだった”に一票かな」
「おまえら本当にいい性格してるね、友達いないでしょ?」

場の和ませ方が酷すぎる。
苦笑いしながら貰ったタコ焼きを口に放り込んだ。

「辛い!!!」
「お」
「悟、大当たり」
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