第1章 理想のペアVSはるか博士の発明品
「うーん、そう言ってたかぁ? けど、そう言っているように聞こえたな。こら、お前、オレたちはハダカになんてならねえぞ」
「『たち』って、オレは彼から何も言われてませんが」
「キテレツ、シングルスやってるわけじゃねえんだからな。ダブルスだから、もし負けたら約束通り、オレたちはパンツイッチョウになるなりお腹出してヘソ出すなり、ケツ丸出しになるなり、チェストプレスたちの言うことを聞くだろい」
「だから、あなた、そういうことをよくあっさりと平気な顔して言えますねぇ……」
「………だから、そうはさせないって」
丸井はあとから恥ずかしくなってきたようです。顔を赤くし、ぼそっと言っていました。そんな丸井の姿にチェストプレスAは再びモジモジした仕草をし、木手をドン引きさせます。
「オ~マエノ、ヒョージョー、オ~モシロイ。キ~ニイッタ」
木手のドン引きした表情をチェストプレスBにバッチリと見られてしまったようです。少し怒った木手はチェストプレスBがサーブを打ったとき、怒りで飯匙倩(ハブ)の威力が上がり、点数が決まります。
「40ー0(フォーティーラブ)だろい。キテレツの飯匙倩(ハブ)はなかなか拾えないからなぁ」
丸井がにやっと木手を見て言うと、木手は丸井から視線をそらし、