第19章 情炎〜戦国バレンタイン

「っ…はっ…甘いな。貴様の蜜はとろりと甘くて…クセになる。どんな媚薬も貴様の蜜には敵わん。これは俺だけのものだ。俺だけが味わえる…極上の甘味だ」

「んっ…あぁっ…そんなことっ…ひっ、ぁっ…」

ぐじゅぐじゅに濡れた秘部に信長の熱い息がかかるたび、腰が甘く疼いてナカがふるふると震える。
ぽってりと膨らんだ花弁を指先で開いて奥まで挿し込まれた舌が、ナカで生き物のように蠢くのが堪らない。

(あぁ…熱いっ…信長様の舌が触れたところから熱がじわじわと広がっていくようで…もう、溶けてしまいそう…)

「ぁっ…もぅ…やっ、あぁ…だめぇ…イっちゃっ…うぅ…や、待ってっ…信長さまっ、待ってぇ…やっ…」

うわ言のように言いながら、快感から逃れようと身を捩る朱里の腰を信長は捕らえて離さない。

ひくひくと震える花芽をじゅうぅっと一際強く吸い上げると、朱里はビクンっと背を反らせて絶頂を迎えたようだった。

「んっ…あっ…はぁ…はぁ…」

「朱里っ…」

絶頂の余韻で荒く息を吐く朱里の目尻から、生理的な涙が一筋零れ落ちる。
信長は朱里の頬へ顔を寄せると、零れた涙を指先で優しく拭ってやる。

「ぁっ…んっ…信長さまっ…んっ…好きっ…あっ…好きぃ…」

「くっ…朱里っ…」

淫らに蕩けた女の声で愛を囁き、我を忘れたように信長の首に縋り付く朱里は健気で愛らしくて、信長の征服欲をこれでもかと煽ってくる。

このまま、滅茶苦茶に抱き潰してしまいたい。
褥から出られなくなるぐらい愛を注いで、他の男の目に触れないように閉じ込めてしまいたい。

(貴様は俺だけのものだ。俺のためだけに淫らに啼け)

「朱里…愛してる」

「ふ…ぁっ…あぁっ……アッ…ンンッ！」


信長の熱く滾った昂りが、朱里のナカをゆっくりと貫いていく。
熱くて柔らかくて蕩けるような朱里の女の部分と一つになっていく感覚は、信長の心も身体もトロリと甘く蕩けさせる。

(どんなに甘くて美味い菓子を味わうよりも、この極上の甘味を味わえるひと時が、俺にとっては堪らなく尊いのだと…朱里、貴様は知っているだろうか……)