第18章 元日の秘め事
一切の躊躇いなく突き挿れられた、凶暴なほど肥大したモノの圧倒的な存在感に息を飲む。
視界が制限された暗闇の中でも、ソコを確かめる素振りすらなく一気に挿入を果たした信長は、ぐりぐりと奥を抉るように腰を進めてくる。
感じるところを的確に擦り上げるその動きに翻弄されて、朱里は声を上げることも出来ず、細切れの喘ぎを漏らすばかりだった。
(あ、あっ…やっ…奥っ…当たってるっ…んっ…)
「っ…朱里っ、声を聞かせろ…淫らに蕩ける貴様の顔が見れぬのはつまらん。声だけでもいい、貴様を感じたいっ…」
「ふぅ、ンンッ…やっ…」
耳孔に信長の熱い息がかかり、少し掠れた声で悩ましげに求められる。
それだけで身体の奥がキュウッと強く震えて、あられもない淫声が漏れ出てしまう。
「あ、んっ…信長さまっ…」
閉ざされた視界の中で、愛しい人の身体に触れたくて手を伸ばす。
「っ…朱里っ…」
この暗闇の中でも信長には見えているのだろうか、ふらふらと伸ばした朱里の手は力強く引き寄せられ、逞しい胸元にグッと抱き竦められた。
「んっ…信長さま…っ…離さないで」
互いにピタリと身体を重ね合わせると、繋がった部分の結合もより深くなり、腰から背中へと痺れるような快感が駆け上がる。
ガクガクと小刻みに揺れる朱里の両足を高く抱え上げると、上から挿し貫くようにズブリと昂りを突き挿れた。
既に軽く達している朱里の奥を突くと、降りてきていた子宮の入口に亀頭の先がゴリッと当たる。
「あぁっ…やっ、それ、ダメぇ…またっ、イっちゃ、うぅ…」
「構わん、イけっ…朱里っ、一緒に…」
ぬるぬるに滑った膣壁が吸い付いてくるような感覚に、信長の腰がゾクリと震え、抗えない強さの吐精感に襲われる。
(うっ…あぁっ…もう、出っ…うぐぅ…)
ぎゅっと強く閉じた目蓋の裏で火花が激しく散ると、頭の中は白く霞がかかったように思考が覚束なくなる。
朦朧とする意識とは反対に、腰の奥が燃えるように熱く疼いて、稲妻のような快感が背を駆け上がり脳天を撃つ。
「ぐっ…あぁ…」
朱里の泥濘んだナカでびくびくと何度も自身を震わせて精を吐き出した後、信長は朱里を抱き締めたまま褥に身体を沈めた。