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欠落の風雷暴

第35章 33.※ブサイク大統領激裏


「んあーっ…あ~…。カッー!たまんねぇよぉぉ…っ、ガキのくせに気持ち良くできんじゃねーかよぉ…」

挿入されたモノが柔らかくなるまで私の中に待機し、引き抜かれる。ドロッ…と垂れ流される不快感。ズキズキと痛む、開通したての大事なモノを失った場所。

「しっかりと俺の子孕めよな、ねぇちゃん」

ゲヘヘ、と笑い男はふにゃふにゃの短いイチモツに刺激を与える。痛がっていないから、ズキズキと痛む私の血だろうか、赤い血がそのふにゃふにゃの性器に着いている。それがだんだんと膨らみ、固くなろうとしていた。
それだけで多分また同じことを、私に強制的に種付けしようとしているのが理解出来た。

……男は私から少し離れている。
これがチャンスだ、最後のチャンスなんだと、力を振り絞り、風神の力で裸のままに逃げ出した。

下から叫ぶ声、この時に初めて自分に宿った風神・雷神シリーズのありがたみを感じた時だった。


──あの、醜い男だ。

空のキャンパスはあの時より広い。その手前に、影のある醜い男が見下している。
下卑た笑みを浮かべ、あの時よりも更に太り、毛は薄れている。

あの時よりも私は戦える、のにサイコスによって身体が動かない。
瓦礫のどこかにはゾンビマンがいる。それでも助けは求められない。
動けるヒーローはジェノス。そのジェノスは黒い精子と戦っている。時折こちらを気にしている、それでも手が回らない。

「今度こそ、しっかりと俺の子を孕んで貰おうか、お嬢ちゃん」

私の顎から小刻みなリズムが聞こえる。かちかちかちと奥歯が恐怖で鳴っていた。
最悪な言葉を述べて、男は私ににじり寄った。
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