第35章 33.※ブサイク大統領激裏
胸の突起を乱暴に弄くりながら未発達な胸に舌を這い回す。生ぬるいナメクジが胸部を這い回っているようで気持ち悪い。
嫌がって手で男の顔を払いのければ怒りを顕にし、舌打ちをしてまた殴られた。
路地裏の奥だ。誰も来ない。どんなに泣きじゃくっても、私を守る存在は無かった。
服を全て剥ぎ取られ、自身が用意していたダンボールの上…私はそこで醜い男に跨がれる。重くて身動きが取れない、息が臭い、唾液の匂いも、体臭も…!
大人になった今でも覚えている。四角く切り取った、細長い空のキャンパス、手前に影のある醜い男が見下す光景を。
無理に脚を割られ、初めて見る大人の異性の性器。浮きだつ血管。その形状に恐怖を感じる。それは禍々しく赤黒く、僅かに反り上がり男はそれを掴みながら、まだ男を知らない私に押し付ける。
『……っ!い、嫌、嫌だっ!助けて!誰か、誰か!誰、』
「ウルセー!いちいち騒ぐんじゃねぇ!」
『い゛っ』
ボグッ、と顔を殴られメソメソと泣いた。痛みと絶望。
ガクガクと震えて、あまりの恐怖にショロロロ…と失禁してしまう。それを見てこいつは一発私の腹を殴った。
「きったねぇガキだなっ、ションベン漏らしやがって!」
今の状態を知っていた。犯罪の種類を勉強していた時に出てきた単語…レイプ、というやつだ。また、行為自体の意味も知っていた。
こんなおじさんに子作りされるなんて、絶対に嫌だ。まだ私は10歳に満たないのに、どうして…どうして…。
熱を持ったぬるぬるしたモノが私の膣へと入ろうとしている。何も知らないそこは広がる事も、潤滑にする方法も分からない。その場所に入り込もうと固くなった肉の棒が無理に押し込まれていく。
下半身からビキビキと音がしそうなくらいにめり込むような痛み。興奮も前戯もなく、ただそこに僅かに窪みがあるだろう、奥に臓器があるんだろうという箇所に押し込んでいく、醜い男。
「あっ、ああっ!あああ~…オラッ!」
裂けてしまいそう。
下半身に痛み、そして心が裂ける。
『…っ、』
声なんて出ないものだ。助けを求めても来ない。好きな相手でもない、同意のない行為。
そして、初めてが奪われてしまったのが、この気持ち悪い男という事。処女とはせめて好きな人と、結婚してから受け渡すものだ、と思っていた。誰にも言わずに夢見ていた。
それが……こんな事に。