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欠落の風雷暴

第3章 1.


話が反れたおかげでこれ以上突っ込まれず、テレビの音声だけが部屋に流れる。
ヒーローになるまではこそこそと能力を使っていた。ヒーローになってからじゃんじゃん使うようになった。
風神騒動で雷を呼び起こした時以降、両二の腕と両太ももに着けたベルトが無くとも、普段の生活が出来るように制御が出来るようになった。つまりは生活をしていく中で静電気を出さなくなった、それくらいだ。
強くなった実感がない。
頭の隅に、強くなれるかも知れない解決法を思い浮かべる。ただ、これはひとりで行くのは躊躇う事だけれど…。
あくまで最終手段。だからこそ、今の私は手軽に倒せる怪人程度で風神や雷神の力をじゃんじゃん使って能力を上げていこう。使うほどに力が上昇するのだし。
私は机に突っ伏してうたた寝をすることにした。
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