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欠落の風雷暴

第74章 72.激裏


浴槽から溢れるお湯をこれ以上無駄にしないようにと蛇口を締め、シャワーではなくかけ湯で泡を流していく。
それでもこのまま湯船に浸かれば、大人がふたり。体を沈める前に溢れるのが目に見える。
頭もシャワーではなくかけ湯で洗っちゃえ、とちゃっちゃと髪も洗ってしまった。それでようやくふたり入っても溢れるかなぁ、くらいになった。

でもこのまま浸からせてはくれないらしい。椅子に座って、自分の太ももをぺち、と叩いて座れよアピールをしている。

やや脚を開いて座るゾンビマンの脚を跨いで、その太ももに座るように向かい合って座る。
すると、片手でしっかりと私の腰を支え、もう片手は脚の間に潜り込んでいく。
ぐち、と小さな音を出して指はゆっくりと私をほぐしていく。音や触られ心地からして、とろとろな愛液が私から出てるんだろうな。自分だけ気持ち良いのもずるいよね、と真下を見て、そっと触れる。
びく、と座った脚が反応した。予想外だったのかもしれない。

「それ、しごいてくれんのか?」
『うん、私だけ気持ちいいのもずるいでしょ?こういうの、無理矢理させられる事もあったけど、あんたが気持ち良くなかったら言って』

かつて、3人の男に無理にトイレに連れ込まれて強制的に性奴隷になった事があった。
ひとりは膣に、違う男は口に、あとひとりは手で無理に相手をさせられた。その事もあって(別の経験もあるけれど)口での行為…、いわゆるオーラルセックスが苦手だ。
手に関してはとりあえず握るとか動かすくらいで、そんな暴力的な男の気持ちなんて考えて動かしてなんかいない。でも今は別。相手が好きな人だ。
視線を下にし、先端をとりあえず手のひら全体で丸く撫でるようにしていく。

「……っフ、ハルカがしてくれんだ、楽しませてもらうな」

ぐちゅ、と水だけじゃない液と、肉の表面がずれ合う音。
ちょっとドキドキしながらいじっていく。でも集中させてくれない、ゾンビマンの指先。そして時々互いの手首辺りが触れ合う。
少しずつ慣れて、粘液と共に指先が中に入って内側を撫で回す。ふにふにと内側の感触を楽しむようにして、抜き挿す動作も加わっていく。
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