第6章 4.(激裏/無理矢理系)
孕め・妊娠しろ、の後はヒーローをやめろ?
前に怪我をした時の冗談を思い出す。監禁したいって話。あれは冗談だと思ったけれど、そんな法に引っかかることをしたいために今、こうしてるのだろうか?
酷いことをしたゾンビマンは続けた。苦しそうな声色で。
「今日、ジーナス博士の所で聞いたんだ、お前のこと」
"最新の技術があっても、クローンとしての欠陥部分が残っている"
"ハルカこと77号は優秀なクローンだ。だがそれでも欠点があった。それを補強する為に強力な力、風神雷神シリーズがある程度寿命を補填していた"
"風神の時に思い切り力を使った事で、体にガタが来ている。今に倒れるぞ、本能的に生命維持する事を優先している"
「お前が最近、たくさん食ってたくさん眠って、たくさん戦って…こうやってたくさんセックスするのは、無意識的に生きる事を考えた本能だ」
『は…?』
どくっ、と最後の一滴を絞り出した私の体内のゾンビマン。
ぎゅっと私を背中から抱きしめて、離さんと拘束する。そして小刻みに上下に腰を振り、また私の中で元気を取り戻す、肉の棒。3回めの無理矢理の交尾、いやレイプを始めようとしている。
ベッドはまたギチギチと軋み始めた。
「お前が来るまでにヒーロー協会に連絡した。お前の名前は協会から消えるだろう。
だから、お前はせめて俺のそばで、子供を生んで…出来るだけ長く生きて、」
『ふっざけんな!』
私は全身に電気を流す。バリバリ、ピシャア!と全身から電気を放つ。足の先から頭まで体表に電気を流したので、ゾンビマンへの筋肉への刺激で腕は解き放たれ、彼は背後に転がりぶつかる。ゴキっと嫌な音が聞こえた。
泣きながらも私は立ち上がった。まだ2回ではあったけれど激しいレイプの後で足がカクカクしている。さっきまで膣を塞いでいた栓が外れ、太ももをつぅ、と垂れていく不快なもの。
シャワー上がりに投げ捨てていたタオルを拾って流れ出る精液を拭い、さっさと着替え始める。
蒸気を出して怪我を治癒するゾンビマンは、呻きながらゆっくり立ち上がる。
「その風神・雷神の能力は命を繋ぎ止めるモンだが、使えば使うほどに命を、削ってんだ……俺は、お前を失いたくない…、愛し合った証を、お前の生きている証が欲しいんだ…」
『それでもっ!』