第51章 49.裏
理解されてしまった。
通話が切れ、終了ボタンをタップして目の前の男の腰を脚で絡めて寄せる。
『電話中になんてことしてんのっ!父さんが一緒に帰ってこいって。早く切り上げるよ!』
「なんだよ、つまんねぇな。盛り上がってきた所で親父殿に娘の嬌声聴かせてやろうと思ってたのによ」
『うるさい、さっさと出して』
思い切り、ギュウッと中を意識を込めて締め付けると焦る顔になり、腰を掴む手に汗が滲んできた。意識的に急な膣の締まりに射精感を早められたんだろう。
がしっと捕まれ、そのまま前後に揺すられる私。
「…っ、こんなに、締付けやが、って…!余力を残してやがったな、ハルカ!」
『はやく、…イッて!』
ズチュズチュと繰り返される音の感覚は短くなり、奥を突き刺すようにして中でビクビクと跳ねる。またイッたようだ。
それを確認して、快感の余韻もあるけれども膣内から引っこ抜く。正確には私が動いてその接続から抜け出した、というか。
上下にピクッピクッと跳ねながら、白い液体を私の下腹部や鼠径部に噴射している。勢いが無いから、射精の終わりの頃だとは思うけど。
「あー…おい、もったいねぇなあ。まだ出してんだろーが…」
『ちんたら膣内に最後まで出してたら、うちの父さんの怒りの度合いが増すよ?早く帰ろうよ、ここ3時間くらい居るんだけど?』
服屋に寄ってからここに来て、血が着いてるから良く洗って…、で多分3時間いっぱいの行為って訳じゃないけれどもヤリすぎだった。
私はそこそこ満足はしてるけれども、ゾンビマンはもう少しヤリたかったらしく。渋々着替え始めていた。
全く、今日は我慢して時間がある時にたくさんすれば良かった!そう思いながら買い物袋からパンティライナーを取り出してパンツに当てる。
それを見て、パンツとタンクトップのままのゾンビマンはこちらを観察している。
「なんでパンツにそれ付けてんだ?生理か?」
『外側を拭いても中に出された精子が降りてくるの、洗うの大変なんだから…』
「それは大変だな。ずっと栓しておいてやりたくなるな…」
ニヤリと笑う男。ヤリ足りていないからか…。
『あんたのチンコ切って詰め込まれるとか勘弁だから、早く着替えなよ……』