第43章 41.激裏
博士が去ってからゾンビマンは、被って私の裸体を隠していた掛け布団を敷布団の足元へと寄せた。
時刻は6時を過ぎている。
私が半分開けたカーテンからは朝日がしっかりと差し込んで部屋は明るい。
ゾンビマンは気を取り直すかのように私の脚を割って、私の下半身を愛撫する。
『んっ』
くちっくぷっ、と湧き出た愛液が窪みや突起物などで空気を含み、耳まで届く厭らしい音がする。
突起物を弄られて、快感に身を捩る度に面白がってゾンビマンは執拗に攻めたり、わざと外したり。突然に摘んだりと様々な反応を見て楽しんでいるようだった。
『やっ、…っもう!』
「ふっ、すまん。あまりにもイイ反応するもんでな。でも、焦らされてもお前、感じてるんだろ?」
否定は出来なかった。焦らされているのに、ちょっと我慢したらすぐに気持ちよくなる。肯定も否定もせず、私は開脚した脚をゾンビマンの背に絡めるように、引き寄せるように回した。もっとこの人を感じたい、その一心で。
「せっかちだな、もう入れられてぇのか」
『……うん、来て』
はいはい、と言いながらもその本人の勃起したモノが爆発するんじゃないかってくらいの状態…だらだらと液を垂れ流して発射も秒読みなくらいに。
片手で私に充てがって進んでいく、いや、入ってくる。集中して中の硬い質感を楽しむ。
一度奥まで辿り着くと、私に顔を寄せたので、そっと口づける。後頭部に手をやり、よしよしと撫でると、そのままに腰を振り始めた。
ベッドではないから、布団の…シーツの擦れる音だけが鳴る。
『あっ、』
混じり合った唾液が糸を引き、離れる。唇が離れて、ゾンビマンは私の腰を掴んでゆっくりと自身の腰を振った。
力強いピストン。真っ直ぐに膣内を出入りしながら、上向きの状態で気持ち良い所を何度もこまめに突いてくる。繋がる場所から溢れる音。
男性器の先端の突起、そして溝が膣内の溢れる愛液を掻き出していく。そこがいい、とすぐに私はイキながら、突かれながらまたイく。
『ン、そこ…っ』
「ああ、ここだな…っ」
すぐに自身の腰を振りながらも私の腰を掴んで振る。強く深く挿入されて、子宮口の周りをぐにぐにと押すように突き、互いの粘膜が絡み合い、精液が混ざり合って私から少しずつ流れていく。
敷布団のシーツが擦れる音と、挿入音、それから肌がぶつかる音が朝の和室に響いた。