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少年誌系ごちゃ混ぜ短編 R18

第7章 麗しの君は 宇髄裏夢


「え?」

「上の姉二人と妹に渡すから」



にっこりと笑う宇髄に店主が持ってけどろぼう!と叫ぶまで三秒前。



$$$



「まいどありー」



結局、俺が小間物屋で貰ったのは、雛鶴用の鼈甲の簪、須磨用のとんぼ玉の付いた巾着、まきを用の江戸切子の香水瓶。


女のおねだりはやはりとんでもない効力を発揮したのである。


さて、あの騒動で時間が遅くなってしまった。


とりあえず、蝶屋敷に戻ろうとした誰そ彼れ時に。



「旨そうな娘だな…ヒヒッ」



この粘っこい空気。
鬼か。



日輪刀は持ってない、というか今の細腕じゃ振れない。



さて、どうしたもんかねぇ。


宇髄は、袖に隠し持っている爆薬に指をかけた。

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