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少年誌系ごちゃ混ぜ短編 R18

第7章 麗しの君は 宇髄裏夢


鬼化した青年が宇髄に迫る。



「ヒヒッ」



その時、見慣れた背中が目に入る。



「水の呼吸・肆ノ型 打ち潮」



ザンッ。



見事に首を落とされた鬼は灰になり、消えていった。



「大丈夫ですか?」



声をかけてきた那岐に返事をする。



「あ、はい」



なんつーか、あれだな。
月光に照らされると、絵になるというか。



「日が沈むと鬼が出る。気を付けるんだな」

「冨岡さん。この方お一人のようですし、心配です。送って差し上げましょう?」

「いえ、そんな…」

「はぁ、分かった。確かに夜道に女人の一人歩きは危険だからな」



ほんの少しだが、那岐の横にいた冨岡の表情が緩む。

なんだ、コイツ。
こんな顔もできんのか。

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