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少年誌系ごちゃ混ぜ短編 R18

第13章 子猫と戯れる$(宇髄裏)


「ん…///」



必死に舌を絡めてくる那岐が可愛い。

名残惜しくも、唇を離すと蕩けた表情の那岐と目が合う。

そのまま那岐の着物の襟を広げようと思った時だった。



「にゃー」



白雪が宇髄にすり寄ってきて離れない。



「白雪…?」

「今良いとこなんだよなー、ちょっとそっち行っててくれないか?」



言葉が通じるはずもないのに、宇髄が白雪に話しかけると、まるでイヤイヤをするように彼の指にすり寄る。



「あちゃー、こりゃ動かないな」

「分かるんですか?」



「分かるって言うか……本能?」

「私に聞かれましても…」

「動物にもあるからなぁ…」

「何がですか?」



「独占欲」



「………」

「そんな目すんなって!本当なんだぞ!群れを作る動物なんかが良い例だ。一番強い者に子孫を残す権利がある」

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