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少年誌系ごちゃ混ぜ短編 R18

第9章 手に入らずとも (宇髄裏夢)


湯浴みを覗きに行く↓



(藤の花の屋敷・宇髄の屋敷共通ルート)


脱衣場にて那岐が着物を脱いでいく。

パサリ。

ガラガラ。


浴室に繋がる引き戸を開けると、そこには…


返り討ちに合う↓



(藤の花の屋敷ルート)

「よっ!」

待ち伏せてた宇髄が声を上げると出てきた人物は。



「あら、まあ宇髄様じゃないですか」

「あが……」



開いた口が塞がらないとは正にこのこと。
浴室に入ってきたのは那岐ではなく、世話役のひさだった。

「婆と一緒に湯に浸かりますか?」

「遠慮します!」



正に脱兎の如く、風呂場から退散した宇髄だった。

ガラガラ。



「あら、那岐様お早いお湯ですね」

「ひさ。久し振りね、これから用があるのよ。一緒に浸かっても良いかしら?」

「えぇ、ではゆるりと入りましょうか」

→湯上がりに宇髄の屋敷へ。
 129ページへ。




返り討ちに合う↓

(宇髄の屋敷ルート)

「よっ!」



待ち伏せてた宇髄が声を上げると出てきた人物は。



「あれ、まきを?」

「よっじゃないですよ、天元様!」

「そうです!私たちの時は覗きに来ないじゃないですか!」



まきをと須磨にやいのやいのと手を焼く宇髄。



「さっ、今のうちに。洗ってあげるわ」


脱衣場から無事露天風呂に通された那岐が湯に浸かる。



「はぁ、良いお湯加減ですね」



緊張すら解れるような湯加減に、蕩けた表情を浮かべる那岐に雛鶴が言った。

「貴方、前より表情が柔らかくなったわね。好い人でも出来たの?」

「え?……その…///」



だんだんと赤くなっていく那岐を見て、雛鶴が笑う。



「その様子は居るのね、良かったじゃない。どんな人?」

「……口数は少ないけど、鬼である私にも気を遣って下さる優しい方です…私には勿体ないくらい…」

「何だ、じゃあ天元様じゃないわね」

「雛鶴さん?」

「貴方が来たら私たちには勝ち目がないって思ってたから…」

「私では…宇髄様に釣り合いませんよ」

「…でもきっと、貴方も天元様にとっては特別なのね。さぁ、こっちへ。キレイにしてあげるわね」



→宇髄の寝室へ。
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