第4章 憲紀君
そして現れた五条先生に連れてこられた、死んだはずの1年生虎杖君。
彼によってざわついたものの、無事に?始まった団体戦。
すぐに私達の前に現れる東堂君を交わして虎杖君に任せる。
虎杖君…凄すぎる…!
さすが五条先生が隠してただけはあるな、なんて思いながらも伏黒君と真希と走り去る。
走って走って、呪霊を探していたのだが…
おかしい…
「変ですね。京都校がまとまって動いてます。虎杖と別れたあたり…」
「ターゲットがそっちにいるってことか?」
「いや2級なら、余程狡猾でない限り玉犬が気付きます」
『…もしかして、虎杖君殺す気?…2人は戻って。
私はなるべく早く目標の2級倒して、交流会終わらすから』
「すみません」
「何謝ってんだ。仲間が死んだら、交流会も勝ち負けもねーだろ」
そう言った真希と頷いて、2人とは逆方向に走り出す。
早く、早く祓わなきゃ。
こんな私でも3年生で準一級。
見つけさえすれば、すぐに祓える自信がある。