第3章 五条君
『はっ……やっば』
琴音の良いトコを攻め立てれば、ナカが閉まって自分自身の限界が近付いてしまう。
彼女の方を見れば、ぶんぶんと左右に首を振り俺にしがみついてくる。
やめて欲しいんだか、続けてほしいんだか分かんねぇな。
止めねーけど。
「ぁ、っ…!んっ、変なの、来ちゃ…!」
『俺もっ、イくっ…!』
「ふあっ、ぁ…んぁあ〜〜〜!!!」
『ッ…!』
彼女のナカに薄い膜越しに欲を吐き出せば、とさりと彼女に覆い被さるように脱力する。
…琴音もイッてたよな?
同時とか、可愛いすぎかよ。
横に転がり彼女の顔を覗き込めば、目を閉じていて、
『寝てんじゃねーか』
そう1人でつぶやいて頭を撫でる。
柄にも無く一目惚れした相手。
なのに、こいつは俺と話す時は明らかに警戒しっぱなし。
今も、無理矢理ヤッたみたいなもんだしな…
さらに警戒されるようになってもおかしくねぇ。
まあ、とりあえず、なんとかなるだろ。
…寝顔、本当可愛いな。
五条side.end