第2章 狗巻先輩
くちゅ
狗巻先輩の"呪言"による2回目の絶頂に達し、脚を少し動かせば、自分のショーツの中より聞こえる水音。
それもそのはず。
2回も達しておきながらも秘部には全く触れられていないため、ただ愛液が溢れ返っているのだ。
恥ずかしいという感情も残っているが、今はそれよりも…
「高菜…?んっ…」
『んぅ、ん…』
10センチほどあった先輩と私の顔との距離が、私が先輩の首後ろに腕を回して引き寄せたおかげでゼロになる。
無我夢中で舌を伸ばせば、先輩のそれと重なりお互いの身体がビクリと揺れた。
「ツ、ツナ、マヨ」
『せん、ぱい…もっと…んぅ』
目を見開く狗巻先輩が、次の瞬間には目を細めて私を引き寄せる。
気持ち良い。
先輩の細く引き締まった身体が隙間なく密着し、敏感になった全身に甘い刺激が行き渡るのだ。
私の口内は、先輩の舌によって隅々まで撫で上げられ、さらなる快感を求めて両脚を擦り合わせる。
「はっ、ぁ…」
『いぬ、まき、先輩…?』