第7章 伏黒君
私が、感じてる…?!
これが、そういうこと、なの?
「ナカ、あっつ…」
『ひ、ぁ…ぬい、て…!』
「動かすから」
!!
明らかに異物が自分のナカに入ってきた感覚に、腰をひいて逃げようとするが、伏黒君のもう片方の手が私の腰を掴んだ。
『んっ!…ふし、ぐろ、く…』
「神楽、こっち見て」
名前を呼ばれて反射的に目を薄く開くと、優しく微笑まれて息を呑む。
見たことのない同級生の色っぽい姿に吸い込まれるように大きく目を開いてしまうと、私の腰にあった彼の手が頬に移動して優しく撫でられ身体の力が抜けていく。
伏黒君、いつもカッコよかったけど…
こんなに、こんなにカッコよかったっけ?
『うっ、ん…!』
ゆび、増えた…!?
「クス…大丈夫そうだな」
!!
ゆっくり引き抜かれる彼の指に、安堵と少しの名残惜しさを同時に感じて力を抜く。
『は、ぁ…』
「まだ、これからだろ」
え?
さっきから安心と緊張を繰り返して頭がおかしくなりそう。
その言葉に驚きで少し体勢を起こそうとすれば、彼が自分の服を脱いでいるのが目に入り、目を見開く。
「あんま見られると照れるんだけど」
『ご、ごめん』
「まあでも…神楽ならいい」
鍛えられた身体にゆっくり抱きしめられて、お互いの熱い体温を感じる。
気持ちいい…
私、こんなに熱くなってたの?