• テキストサイズ

呪術廻戦の彼らと…? 【短編】

第5章 夏油君と五条君






悟の無茶苦茶な提案に頷くしかなく、ゆっくり目を開くと、綺麗にくしゃりと笑った悟がそこにいて、ドキリと心臓が鳴った。

そして、鼓動は徐々に速くなっていく。

もしかして、悟、夏油君に嫉妬してたの?

悟が?…そんなことって…


「何1人で百面相してんだよ?…やっぱ、お前、可愛いな」


『なっ、なに、言って…』



そう私の頭をくしゃっと撫でると悟が唐突に口を開いて、



「服貸してやるからどけ」


『へっ、ひゃ、ありがと…』



そう私の脇に手を差し込み少し持ち上げる。

そうだ!私…ショーツしか着てない!


「え、パンツしか履いてない感じ?」


『悟が!悟が、勝手に連れてきたから…!』


「ハッ、送ってやるよ」



かけてあった服を私に優しく投げると、私に背を向けてポッケに手を入れて待っていてくれる。

後ろ姿、カッコ良いな…
あれ、もしかして…着替えるの待っててくれてる?

急いで貸してくれたスウェットに袖を通して、口を開く。



『ありがとう…着たよ』



そう言って立ち上がると、悟が振り返って私の腰を抱き寄せる。



「今日は、そ、の、ま、ま、返してやるよ?」


『!…出来れば、今後もそのままで、んんっ』


「今日だけだバカ。明日は抱く」



少し深いキスが落とされ、慌てて口元を手で隠す。

フッと笑った悟はそう言うと、今度は私のおでこにキスして満足そうに笑ったんだ。





/ 161ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp