第4章 憲紀君
身体中を駆け回る強く甘い刺激に、びくびくと身体が揺れて息もあっという間に切れてしまう。
憲紀の熱い舌が、自身の弱い蕾の上を動き回り全身に力が入ったり、抜けたりしてしまうのだ。
なんだか身体が、変だよ…
耳に入る水音が恥ずかしくて、でもこの少しの気持ち良さをもっと感じていたいとも思ってしまって…
『ぁ、ん!はぁ、も、らめ…!』
「あぁ、だいぶ濡れたな…っ!
その顔、私以外に見せるなよ」
『の、憲紀…?』
上体を起こした彼が、私の方を見て息を呑んでいるのが分かり、ぞくりとする。
上手く開かない瞼のせいでよく見えないが、少し汗ばんだ色っぽい彼に、心臓がどくどくと大きな音を立て始めるのが分かる。
私、この人と…
彼が手に取ったプラスチックの封を開ける音がして視線を移せば、見たことのないものを取り出している。
『…な、に?』
「なんだろうな?」
そう意地悪に笑う彼の手元を見れば、反り返る彼のモノにそれを被せていて…
!!!
お、男の人の…は、初めて、見た…!
思わず目を逸らせば、割れ目に何かが入り込み下腹部に力が入ってしまう。
彼の指だと理解すれば、それはゆっくりと出し入れを始めて…