第4章 憲紀君
ショーツに手をかけられて、目尻に熱い液体が浮かぶ。
そんな私を思ってか、優しく、でも思わず集中させられてしまうような口付けに捕まる。
恥ずかしさを紛らわして、くれてるの…?
そう考えて間もなく思考を奪われて、必死に彼の舌に応える。
『ふ、んぅ…』
いつの間にか自由になった両腕で、ぎゅっと彼の首後にしがみつけば、ショーツが抜き取られていることに気付き、脚を閉じようとするが彼の身体が間に入り込んだことで叶わない。
ツゥッと指先でなぞられる敏感な割れ目。
今までに感じたことの無い刺激に大きく身体が揺れて、よりしがみついてしまう。
『ひぁっ!!や、ぁ…』
「濡れているな」
『ゆわ、ない、でぇ…!の、憲紀!何して…!?』
「フッ、なんだろうな」
内腿に手を添えられて、脚を開かさせる。
彼の顔が私の脚の付け根に近付いていき、冷たい汗を背中に感じてしまう。
何、しようとして…!
脚を閉じようとしても、彼によって押さえつけられてしまう。
『や、だ!そんな、きたなっ…んぁあ!』
じゅる、ちゅ、ちゅぅ
身体中に甘くておかしな刺激が行き渡り、目をぎゅっと閉じる。
そんなとこ、舐めちゃ…!