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炎雷落ちるその日まで / 鬼滅の刃

第65章 年越しは3つの日輪と 〜another story〜✳︎✳︎



「はあっ……きょうじゅ、さん。おかしく……なっちゃ…」
「大丈夫だ、はあ…俺しか…んっ、見ていない……」

体勢が変わり、また杏寿郎さんが上になった。
彼の頭は私の胸元にある。

右手はきゅっと蕾を刺激し、左手はもう一つの蕾を口に含んで甘い甘い愛撫を先程から与えてくれている。

とろ、とろと下腹部から垂れ落ちる雫が恥ずかしくて、足を擦り合わせてしまう。


その後はおへそ、太もも、膝、すね、手足の指への愛撫を経て、何とお尻まで。
「妻にする」発言に相応しく、全身くまなく愛される。

その度に私の心は喜びで打ち震え、赤い花が咲く場所も増えていく。


「……七瀬、俺の妻になってくれて本当にありがとう」

私の左頬を撫でながら、杏寿郎さんが口付けをくれる。
何だか涙が出て来そうだった。


「む、すまん、どこか痛かったりするのか?」
出て来そうじゃなくて、本当に出て来た。珍しく慌てている彼が急にかわいく思えて来る。

「違うんです、これは嬉し涙です。こんなに幸せで良いのかなあって思って……」

目尻の涙を口付けで拭ってくれる彼にきゅんとしつつも、押し寄せるのは大きな大きな安心感。

「共にたくさん幸せを見つけていこう。1つも取りこぼさないようにな。七瀬が欲しい。君の中にはいらせてくれ」
「はい……」



天に向かって反り立つ彼の昂りは今日も猛々しい。
たっぷりと杏寿郎さんが指と舌でくまなく愛撫をしてくれた蜜の入り口は受け入れる準備がしっかりと出来ている。


グチュ……と艶めく音が聞こえたと思うと、狭い下の入り口は彼の男根が侵入してくる形に合わせて少しずつ少しずつ、形を変えていった。


「あたたかいな。ずっとこのままでいたいぐらいだ」
「私も…です……」

「かわいい声を今日もたくさん聞かせてくれ」
「あっ……んん」



—— 杏寿郎さんの熱い、熱い、律動が始まる。



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