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炎雷落ちるその日まで / 鬼滅の刃

第10章 師範と継子 +



——— 全く勝てない!!
先程3回道場に響いた音は全て私の右手がちゃぶ台に打ちつけられた音である。

柱の師範に簡単に勝てるとは最初から思ってないけど、想像以上だった。

剣術に限らず、武道と呼ばれるものは強度、技術、速度と言った3つの要素がどれだけ習熟しているかで、強さが図れるものだと思っている。

これを剣術に当てはめると、剣圧、剣技、剣速と言った所かなあ。

師範はこの3つの釣り合いがとても良い。そして体の使い方が本当に本当に上手。

一瞬で力を極限まで高める事が出来てるから、思い通りの型を出して瞬時に攻撃をする、と言う事が可能なのだと思う。

巧にも言われたけど、私は速さと技術はまあまあでも力がそこまで強くない。
だから自分からの攻撃と言うのがあまり得意ではない。


水の呼吸は基本的に受けの型で、相手の力を利用して斬る……と言う事を多くしていたので、そういう意味では自分に合っていたのかもなあ。



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