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炎雷落ちるその日まで / 鬼滅の刃

第45章 ヒノカミのち、蝶屋敷 +


そして…ポン、と私の頭を一つ撫でると絡めている手をしっかり繋ぎ直して台所の方向へ歩いて行く。

「……杏寿郎さん」
「どうした?」

私は後ろから声をかけた。優しい眼差しでこちらを見る彼に続けて、こう伝える。

「来週は負けませんからね」
「ああ、楽しみにしている」

「本気で言ってますよ」
「うむ、それも把握している」
「………」

ここでも杏寿郎さんは余裕の笑みを私に見せてくれる。またこれが綺麗な笑顔で、胸が高鳴ってしまった。
繋がれた手からは彼の心地よい体温が伝わって来る。


後1週間。新しく編み出した3つの型がどこまで完成形に近い所まで持っていけるか。


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