• テキストサイズ

炎雷落ちるその日まで / 鬼滅の刃

第45章 ヒノカミのち、蝶屋敷 +


アオイちゃん、なほちゃん、きよちゃん、すみちゃんと5分ぐらい話した後はしのぶさんが待つ部屋へ。

コンコン、と扉を2回叩く。どうぞーと中から涼やかな声が聞こえたので、失礼しますと言いながら入室。
中に入ると、こちらを見てにっこりと笑う蟲柱が椅子に座っていた。

「こんにちは、七瀬さん。お久しぶりですね」
「こんにちは、しのぶさん」

丸椅子に座るよう、促されたのでゆっくりと腰かける。

「背中以外に体調にお変わりは?」
「いえ、特には」
それからまず聴診器で心音を確認。

「そうですね、心拍の乱れはありません。ではすみません、背中を拝見します」


隊服、シャツの順に脱ぎ、背中をしのぶさんに向けると視診と触診をされた。
「痛みはいかがですか?」
傷の1番上、真ん中、1番下と辿るように彼女が触れていく。

大丈夫です、と伝えると、服を着るように言われたので私は手に持っていたシャツと隊服を着用した。

「通常時はもう大丈夫のようですね。気圧が変わる雨や台風の日はいかがでしょう?」

「そうですね、全くないわけではないですが…でも以前に比べると軽くはなりましたよ」

「それは良かったです。所で……」

しのぶさんの目の奥がきらりと光り、唇に綺麗な笑み。

ああ、彼女がこう言う顔をする時は……


/ 1010ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp