• テキストサイズ

炎雷落ちるその日まで / 鬼滅の刃

第45章 ヒノカミのち、蝶屋敷 +


『やっぱ、うめーな。これ』

赤坂氷川神社に行く前日。煉獄家での伊之助を思い出した私はふふっと思い出して笑った。

「カステラ好きとしてはとっても嬉しいけどね」
「そうか?」
いただきます……と互いに言った後、その高級菓子を口に入れる。

「ん……何、このカステラ!今まで食べた中で1番の美味しさだよ」
「えっとどこのだったかな…文明……?」

「ちょっと待って!文明堂??」
「あ、ああ。さすが七瀬。よく知ってるなあ」

まさか、文明堂のカステラが食べれるなんて……。

「最近評判になってるカステラだもん。どれだけおいしいか一度は食べてみたかったんだあ」
「へぇ。確かにこれ美味いもんな」

嬉しすぎて本当に感激してしまった。わらび餅に縁がある事が多かったけど、自分はやはりカステラが1番好きな甘味だと再度実感。

「ごちそうさまでした」
私と炭治郎はカステラを食べ終わると、共に台所へ行く。

「でも良かったの?私と炭治郎で食べちゃって…」
よく知っている手洗い場で食器を洗いながら、左横に立って食器を拭いている炭治郎に申し訳なく聞いた。



———————————————————-
文明堂……東京文明堂。
九州の長崎にて創業。大正の初めにあった東京博覧会で出張実演販売を行った後、大正11年上野黒門町にて第一号店が出店。

多少、鬼滅の時代設定と合わない気もしますが、カステラと言えばここかな?と思い、題材に使用しました。


/ 1010ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp