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炎雷落ちるその日まで / 鬼滅の刃

第43章 ★ 獅子なる星が降る夜に〜彼目線〜 ★ ✳︎✳︎




「……!」

俺は一瞬だけ目を大きく見開く。しかし、次の瞬間には妙案を思いつき、フッと笑って提案をした。


「では七瀬、君が脱がせてくれ」

「え?私がですか……」

「そうだ」

隊服に当てている彼女の手をそっと掴んで第一ボタンの位置に導く。


「………早く」
やはり、自分はせっかちだなと思ってしまう。
「はい」と頷いた七瀬は少しだけ震えている手で、金のボタンを順番に外す。そして下に着ていたシャツのボタンも全て外してくれた。


「……外しましたよ」
俺は羽織と共に下のシャツも脱いだ。すると……

「………」
無言になる彼女だ。ん?どうしたんだ?


「七瀬?下も頼む」
「あ、はい」

再度自分の手を俺の衣服に戻す。まだ少しだけ震えている彼女の手を見て、愛らしいな……と感じてしまった。

ベルトを外した後は黒い足袋、炎模様の脚絆を脱がされ、その後は洋袴をゆっくりと下に下ろされる。
ここで七瀬の両手が一瞬止まる。



「あの、これはちょっと……」
「ん?ああ、そうか」

褌の紐を自分でするりと外して取り払う。これで互いに産まれたままの姿になった。




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