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炎雷落ちるその日まで / 鬼滅の刃

第6章 諦めないこと、続けること、信じること



「おはよう、ここで会うのは初めてだな」
「はい」

「供えても良いか?」
「お願いします」

私は左に少し移動する。


「羽織、宜しければお持ちしましょうか?」

私が彼に声をかけると「すまない、頼めるか?」と言ってくれたので、一旦私が持っておく事にした。

煉獄さんはお花を供えてくれると、墓前に手を合わせてくれた。


——端正な顔なんだなあ。

改めて彼の顔を見てみた。冨岡さんの顔立ちも端正と表現出来るけど、印象が全然違うよね。巧は端正と言うより、かわいい感じだったし。

と!
……あまりジロジロ見るのはよくないな、と思い視線を外すと、丁度煉獄さんが目を開けて立ち上がる。
それからこちらに顔を向けたので、私は口を開いた。


「お花、毎回ありがとうございます。もしかしたら?と最近思い始めてた所でした」

「看取った立場としては、来ないといけないなと思ってな」

「お手紙で教えてくださっても良かったのに」



そう。私は煉獄さんと手紙のやりとりをしている。
きっかけは蝶屋敷から自宅に戻った時に言伝のお礼を改めて手紙で伝えた事から始まった。


それだけだと味気ないなあとなんとなく思い、炭治郎と一緒に冨岡さんとにらめっこをしたら全く笑ってくれなかった話を書いてみた所………


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