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炎雷落ちるその日まで / 鬼滅の刃

第6章 諦めないこと、続けること、信じること




相変わらず空気が薄い山だ。私はゴロンと仰向けになり、息をゆっくりと整えていく。

フーフー………フーフー………

全集中常中の呼吸。巧に教えてもらって一応は取得はした。でも、もう少し上を目指したい所だ。

そうだ、そろそろ背中の傷の定期診察があるから、しのぶさんに相談してみようかな。









3日後。蝶屋敷にて ———


「全集中常中をもう少し極めたい?ですか?」
「はい」

大きく頷いた私の目の前の椅子に座っているのは、蟲柱の胡蝶しのぶさんだ。

元々ぱっちりとしている目を更に見開いて「へえ」と言う表情をしており、長い髪は蝶の髪飾りでまとめている。


女の私からみても、ものすごく綺麗。本当にかわいいんだよね。


「向上心を持つのはとても良い事ですよね?わかりました。それでは………」

うんうんと、しのぶさんはニコニコしてくれた。
そうして ——— 提案してくれたのが。



これだ。


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