• テキストサイズ

炎雷落ちるその日まで / 鬼滅の刃

第6章 諦めないこと、続けること、信じること




—— 巧が亡くなって3ヶ月が過ぎた。
私はまず狭霧山の鱗滝さんの所に向かった。


私と炭治郎(冨岡さんもたまに)とで2、3ヶ月に一度食事を兼ねて集まってはいるのだけど、それとは別に改めて修行し直そうと思ったため。

鱗滝さんは「教える事はもうないぞ」と言ったけど、迷った時は基本に戻る。

そう強く感じたので、しつこく頼み込み、やらせてもらうようにお願いすると、師匠は呆れていたけど最後には納得してくれた。


だったら……と思い、選別前の修行時より罠を厳しくしてもらう且つ、今回は日輪刀を持って挑んでみた。





「よし!ここも突破!」

落とし穴の場所を高く跳躍して超えて行った。出口まであともう少しだ。
左右、そして上下から次々に刃物が飛んでくるのをしっかり避ける。

………これで残り一つかな?

周囲に注意しながら、出口を目指す。すると ——

ブンッ!!
右後方から吊るされた丸太がこちらに迫って来た。
しゃがんで回避すると、今度は左前方から同じように吊るされた丸太が迫って来る。


こちらは一度しゃがんだ状態からグッと足に力を入れて踏み込んだ後、高く跳躍する。
それから丸太の上に一瞬トンッと乗って、回避。スタッと地面に着地すると、もう出口はすぐそこだったので、そのまま走り抜けた。



「はあ……はあ……上手く出来た……」

私は両膝に手を乗せると、そのままペタンと座りこむ。




/ 970ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp