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炎雷落ちるその日まで / 鬼滅の刃

第31章 風を知り、岩を知り、そして全呼吸の理(ことわり)を知る


長友さんに案内され、玄関で脱刀した後に草履を脱ぐ。そして私は持参したおはぎを彼に渡した。


「お気遣いありがとうございます!ここのおはぎは特に風柱様、お気に入りなんですよ。よくご存知でしたね」

「え、そうなんですか?」

「はい。それはもう頬が落ちるんじゃないかと言う表情をされて、毎回食べられていますよ」

へぇ……ちょっと可愛いかも。


「沢渡さんは炎柱様の継子なんですよね」

「あ、はい。そうなんです」

「炎柱様の稽古は厳しくて有名ですけど………」

すごく話しやすい方のようで、話が弾む。
聞いていく内にどうも内田さんとは仲が良いらしく、仕事終わりによく食事に行ったり飲みに行く事がある様子が判明した。

類は友を呼ぶとはよく言うけど、内田さんも凄く優しくて話しやすい。涙もろい所も同じなのかな?
彼と色々話していたら、客間に案内された。


「こちらでお待ち下さい。お茶を入れて参ります」
「ありがとうございます」

用意されている座布団に座り、日輪刀を体の左側に置く。
目の前のちゃぶ台の後ろには白虎が描かれた掛け軸が吊るしてあった。確か四神の一種だよね。

そう言えば、冨岡さんの所には青龍の掛け軸があったような…。



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