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炎雷落ちるその日まで / 鬼滅の刃

第31章 風を知り、岩を知り、そして全呼吸の理(ことわり)を知る



不死川さんは先日の宇髄邸では会えなかったので、顔を合わすのはあの緊急柱合会議以来?と、言う事は8ヶ月…9ヶ月振りかあ。

印象が最悪だったから、来るのがものすごく憂鬱だったのだけど……
彼に会わないと事が始まらない、と思っている。


『よし!』私はパン、と左頬を叩いて気合いを入れると、門扉をトントン、と叩く。


「不死川さーん、こんにちは!沢渡です!」
すると、キイ……とゆっくり門扉が開いた。


「沢渡さんですね。ようこそいらっしゃいました。私は風柱邸専用の隠で名を長友と申します」

中から顔を出してくれたのは、内田さんと同じ歳ぐらいの男性隠だった。声からとても優しい雰囲気を感じる。


「風柱様から、お話は聞いています。どうぞ中にお入り下さい」

えー!!意外!対応されたとしても、絶対追い返されると思ったのに……。どうした?風柱。

何か悪いものでも食べておかしく…いやいや。これは失礼だね。この辺で考えるのはやめよう。うむ!


……と杏寿郎さんの口癖がつい出てしまった。予想外すぎて何か混乱してる。ここは一旦深呼吸かな………。

すう…………………ふう。

よし!!

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