第1章 私は誰?此処は何処?って馬鹿!!
「ひ・・・一人で立てるよ。」
足に力をいれ、立ち上がる。
いや、立ち上がろうとした・・・。
「駄目だ!!骨でも折れてたらどうする!!」
エレンが叫ぶように言う。
いや!?蹴られただけでは、骨は折れないよ!!?
腕を引っ張られ、エレンに寄り掛かる様にして無理矢理立たされた。
これでも私は女の子なので、男に抱きしめられて照れるのは当たり前だ。
「あうう・・・。」
助けて欲しい為、ミカサへ視線をやる。
ミカサもエレンと同じ意見のようで、うんうんと頷いている。
どうやら私を放してくれる気はない様だ。
やめて!!お姫様抱っこで、移動しないで!!
てゆうか、そんな生温い目で、私を見ないで!!
私は誰?此処は何処?って馬鹿!! END
おまけ→