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大正鬼殺譚 〜炎柱の継子〜

第1章 継子





…………。



なんだ!その格好は!!


目を見開き、叫ぶ。



〜〜!!
だ、だから!!
見せたくなかったんです〜!!

こ、これ、
本当に鬼殺隊の隊服ですか?!

こ、こんなんで戦えないです〜!!


美玖は
半ベソで泣き叫ぶ。


鬼どころか、
仲間の前にも立てません!!




…それもそうだろう。

美玖に支給された隊服は
胸元のボタンが不自然に少なく、
なぜか、生地も少なく、
乳が丸見えであった。

少しでも動けば、
零れ落ちてしまいそうだ。


そういえば、
甘露寺も同じものを支給されていたな…。


あの時はそういうものかと思い、
特に深くは考えなかったが…


同じく女性隊士である胡蝶は、
俺と同じ隊服を身につけていたな。



し、師範…?



…しかし、これは…


さすがに、目のやり場に困る。



美玖から視線を外し、

庭の方を見ながら言葉をかける。



ーあー…。

羽織りは、とても似合っている!
丈も良さそうだ!

…隊服は、
俺から作り直すよう伝えておこう。


ひとまず、何か別の物に着替えてくれないか?



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