• テキストサイズ

大正鬼殺譚 〜炎柱の継子〜

第7章 焼芋





陽が中天にのぼる頃、


蝶屋敷のみんなが煉獄家へやってきた。



煉獄さ〜ん。
お言葉に甘えて、
招かれました。

今日はわざわざ、ありがとうございます。


胡蝶、よく来たな!
遠慮はいらん!
中へ入ってくれ!


胡蝶さん、みんな、
お久しぶりです!
お元気そうで安心しました!


師範と共に、蝶屋敷の面々を迎えた。


早速庭に出て、
焼き芋を焼き始める。


みんなで火のそばに腰掛けて、
先に焼いておいた焼き芋を手に取る。



さあ!たくさんあるからな!
遠慮せず、食べてくれ!


そう言う師範の横には、
さつまいもがこれでもかという位、
山積みに積まれていた。


煉獄さん、
いくらなんでも多過ぎでは?


胡蝶がそう言って可笑しそうに笑い出すと
つられて、みんなで笑ってしまった。



むぅっ!そうか?
甘露寺も呼ぶべきだったか…?


ふふっ…実は、
こうなるかと思いまして、
蜜璃ちゃんにも声をかけておきました。


そうか!さすがだな、胡蝶!


そろそろ来る頃かと思いますけど…


胡蝶がそう言ったと思ったら、
門の方から元気な声が聞こえてきた。


煉獄さーん!美玖ちゃーん!
焼き芋会に甘露寺がお呼ばれしましたよー!


甘露寺は、そのまま庭へと走ってきた。



はっはっはっ!
甘露寺、相変わらず元気そうだな!

こっちへ座るといい!
沢山あるからな、遠慮なく食べてくれ!!



そう言うと、師範は
甘露寺さんの前にてんこ盛りの焼き芋を置いた。


普通にしたら多過ぎる…けど、

大食いの甘露寺なら、
ペロリと平らげてしまう事だろう。



/ 110ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp