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誇り高き魂【JOJO3部】【空条承太郎】【花京院典明】

第2章 誇り高き魂




怪我をした彼は続けて言う。

「額に指の後がくっきり浮きでてるぜ このまま…きさまの"スタンド"の頭をメロンのようにつぶせば きさまの頭もつぶれるようだな ちょいとしめつけさせてもらうぜ 気を失ったところできさまを おれのじじいの所へ連れていく… おまえに とても会いたいだろうよ おれもDIOという男のことがすごく興味あるしな……」

『はァっ!?ディオっ!?』

目の前に、怪我をした彼と人形を持ってる今朝見た彼が、こちらを見て少し驚いた顔をしているのを見た……。ていうかこれ、カーテンから出ちゃったよね……。あ、やばいわコレ。ディオと聞いて反射的に出ちゃった系だわ。様子を見て関わらないようにしていたのに……。

怪我した彼が口を開いた
「お前は何者だ?」

そりゃ、ディオのこと知ってる人只者じゃないよね。

『ディオを恨むごく普通の女子高生です。その、スタンド?も持っています』

そう言ってやり方はなんとなくだが、いつもの少女をだす。

転校生の彼が聞いてきた
「あのお方を知っている第三者がいるとは……調査不足だったな。今朝方、シャボン玉を出していたということはあのお方の言っていたスタンド使いは君のことか」

えぇ……?私はディオに噂されてんの?ヤダなぁ……。てか、ディオの手先……?今、こいつを倒せば少しは高祖父の仇になる……?

『そう、噂されてたとは……光栄でもないわ。ディオなんかに噂されてもねぇ……。私、アンタを倒す! だから、怪我をした貴方!協力しましょう?』

「……ああ」

こ、肯定したけどなんか怪しまれてる。そりゃそうだ、普通はスタンド持ってないしディオも知らない。

私は異常だ……。

「エメラルドスプラッシュ!!」

考え込んでしまっていた……気づいていなかった。
彼のスタンドが宝石?を発射したが、怪我した彼を庇えずに私だけシャボン玉の中にいた。

『す、すみません!』

申し訳ない、転校生の彼の言う通り彼の内蔵はズタボロだろう。

謝ったが、彼はもう……罪悪感が込み上げてくる。
謝っていると、今度は女医から血が吹き出した!?何故、一体なぜ!?

彼から説明が入る。要約すると、スタンドを無理やり出すと中を傷つけて出てくる様だ。どこまで卑劣なんだ……!

「お前が悪いのだJOJO お前の責任だ」

『……は!?』

彼からありえない言葉を聞いた。
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