誇り高き魂【JOJO3部】【空条承太郎】【花京院典明】
第2章 誇り高き魂
『彼の責任……?はぁ?どう考えてもアンタのやったことやろ。責任転嫁しとんやないで!意味わからへんわ、どういう教育受けたらそうなるねん、アンタの親の顔が見て見たいわ!』
「君はやはり、最強の防御を誇るスタンド使い美紀子だろう?」
やっぱり、私を知ってるのはディオとかいうやつのせいだろう。彼はディオから聞いていたんだろう。
「君のことは生け捕りで連れてくるようにと仰せつかった。最悪、四肢を欠損しても、構わないそうだが、シャボン玉が厄介だな……」
なんでだよ!やだよ!そんなことになるんだったら私は絶対に舌噛んででも死ぬ……!ディオなんかの手下に大方したいんだろうけど、誰かを傷つけるようなやつの手下になんて成り下がらない!
少女が大鎌を持ち出した。そこには骸骨の顔がいた。
何時ぞやの時に少女が確か名前をつけていた、なんだったっけか……
そうだ!骨三郎だ!骨三郎が確かシャボン玉を出してくれている。
少女の名前は確か
『アズリエル!』
少女が前に出て法皇の緑に切りかかる。法皇はそれをするりとかわし、それどころかアズの手足を拘束した。私も同じような格好になり、シャボン玉がアズが逃れようと躍起になっている間に溶けてそこをスタンドに付け込まれ私も捕まった。
腕からの出血も増え、やつのそばまでは来させられた時には若干視界がグラッとした。それどころでない!意識を何とか保つため、唇を噛んだ。私を拘束している彼を睨みつけた、心底悔しい。
すると、物音がして驚いたのでそちらを見ると、怪我した彼が立っていた。内蔵をやられただろうに安静にしないとは……死に自ら近づくような行為だ。
「君の相手をしている場合ではなさそうだ。外にでも出ててもらう」
そう言って外に出された……。さ、寒い……。
ていうか私、ダサいんじゃない?
あ、スタンドもでてきた。大鎌を振り回し抵抗するも虚しく拘束され続けている。ていうか、この格好のまま外に出さないでほしかった。誰も見てないからいいけどかなりの変人だ……。
空条承太郎というらしい彼の正義と花京院典明という彼の正義を語っている
空条承太郎からすると花京院典明の正義だろうと自分が正義になるらしいが。
何かの音が聞こえる……。拘束している彼の出したエメラルドスプラッシュ?を怪我した彼が捌いているのだろうか……。
あ、拘束が解けた!
