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誇り高き魂【JOJO3部】【空条承太郎】【花京院典明】

第2章 誇り高き魂




承太郎side

女医の足に緑色の何かがまとわりついているのを見た。女医が

「それじゃあよくッ!見てッ……見なさいッ!!」

と、先程のオレのことを話していた男子に万年筆を突き付ける。

万年筆でヤツ刺そうとしていたが、突如現れた少女にガードされた。少女の腕に万年筆が刺さったはずだが血が出ていない。ヤツは突然万年筆が目に触れるか否かの距離に来たことにより気絶したらしい。横のヤツもあまりの衝撃に、目ん玉が刺されたところでも想像したか気絶した。と言うよりも、まただ。また誰かの"スタンド"だ。

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美紀子side

女医からの攻撃を防いだは良かったものの、忘れてた……。腕が痛み、血が出ている。自身とリンクしているのか。私の後ろにいる何かは、自我がある。自我があるから、今のように勝手に行動する。それが


私は憎い。



幼少期の時もだ。

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私は運動会のリレーのアンカーになり、頑張って走った。運動会なんて……とか考えていた。だが、広い園庭を持つ幼稚園だからか、運動会は本気だった。周りに釣られ、私も本気で取り組んでいた。このリレーで3位以内に入れば後の2つの競技で3位以下でも優勝なのだが、せっかくなので1位が良いと思った。最後の直線、横の女の子に僅差で勝っていた時足を引っ掛けられた。転けるのを覚悟していたら、フワッと女の子?に抱えられて難を免れた。でも結果は2位だった。

その後座席に戻ると誰も話しかけてこなかった。友達だったさえちゃんすら話しかけてくれなかった。とある男の子、消しゴムを貸したことのある男の子が「お前、どうやって空中に浮いたんだ!?」と化け物を見るような目で指を指してきた。この時に深く、私に見える何かが周りには見えないのだと、自覚した。それから私は幼小中高大一貫私立校だったので中学までその事でいじめ続けられた。いじめをする子に何かが反撃をする。傷ついたいじめっ子を見て、私は、何かが憎かった。シャボン玉のおかげで傷つけることがなくなっても、彼らをいつか、傷つけないかひたすら心配だった。高校から受験し、環境を変えるためにこの学校へ来た。誰にも関わらず、傷つけることのないように。

私が、傷つかないでいいように。
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