誇り高き魂【JOJO3部】【空条承太郎】【花京院典明】
第6章 銀の戦車戦
「スタンドだッ!」
スタンドの腕が出てきて、ジョースターさんを狙った。
美紀子は絶句していた、ジョースターさんは左手で剣を受け止めたからだ。
『骨三郎!シャボン玉っ!』
と、慌てている。
『ジョースターさん、このシャボン玉を付けていれば、軽い怪我なら早めに治癒できます』
……機械も直せるのか……!!
とにかく私はこの、スタンド使いに応戦しなければ!!
「"魔術師の赤"!」
マジシャンズレッドの炎が男を襲う。
すると「ケ!」と男は容易にスタンドの剣先で炎をかき消した……!?
「何ッ!」
そして、テーブルに炎をはね返した。
「うぅ」「なんという剣さばきッ!」
「俺の"スタンド"は戦車のカードをもつ"銀の戦車"!
モハメド アヴドゥル、始末して欲しいのは貴様からのようだな…そのテーブルに火時計を作った!火が12時を燃やすまでに貴様を殺す!!」
ふむ、確かに素晴らしい……。
「恐るべき剣さばき、見事なものだが……。テーブルの炎が…"12"を燃やすまでにこの私を倒すだと。相当自惚れが過ぎないか?ああーっと」
男の名前を知らなかったな。
「ポルナレフ……名乗らせて頂こうJ・P…ポルナレフ」
「メルシーボークー。自己紹介恐縮の至り……しかし」
「ムゥッ!」と男が声を漏らす。
「おお!アヴドゥルのスタンドが腕を動かしたらテーブルの下半分だけが燃えてしまった」
「ムッシュ・ポルナレフ、私の炎が自然通り常に上や風下へ燃えていくと考えないでいただきたい…炎を自在に扱えるからこそ"魔術師の赤"と呼ばれている」
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美紀子side
……アブドゥルさんのスタンドがこうも高火力とは……。
強い……!!
「フム、この世の始まりは炎に包まれていた。流石始まりを暗示し始まりである炎を操る"魔術師の赤"!」
だが、このポルナレフさんが自信を無くしたわけではなさそう……。
「しかし、この俺を自惚れというのか?この俺の剣さばきが…」
ポルナレフさんはコインを投げた……?
「自惚れだと!?」
……剣技……を魅せられたと、言うか。
「コイン5つをたったの一突き!?重なり合った一瞬を貫いたッ!」